こんにちは 。
SSメタルです♪
突然ですが、「腹式呼吸」はご存知ですよね。
鼻からス~っと息を吸ったときお腹が膨らんで、ハ~っと吐いたときお腹はへこむ。
実はコレ、溶接技術に欠かせない
とっっっっても大事な要素なんです。
TIG溶接だけでなく、アーク、半自動溶接で思わず力んでしまう方におススメです。
溶接工の方だけでなく、製造業や技術職、タイピングやピアニスト(?)の方々まで幅広く通じるものがあると思います。
肺呼吸のデメリット
「腹式呼吸」と「肺呼吸」ではどう違うんでしょうか。
「肺呼吸」では、
①肩が上下する。
溶接は繊細な動きを必要とするため、
胸部から腕にかけて
余計な運動が入るのは✖。
②力(りき)む。
吸った時に上半身に力が入りやすいため
溶接時手元がプルプル震えて
狙ったところを溶かせない。ノズルがズルッと滑る。
TIG溶接においてこれは致命的。
滑って酸化した個所はグラインダーで
しっかり削らないと、溶接欠陥となります。
溶接において大事なのは、
「リラックス」
なのです。
リラックスができる「腹式呼吸」だと、
①動くのは腹部だけ。
②呼吸が静かになるので、腕や手に余計な力が入らない。
結果、綺麗な溶接ビードになるのです。
私は、あれこれ考えすぎて
体がスムーズに動いてくれなかった
経験があります。
それが、腹式呼吸でリラックスし
「頭が空っぽ状態」
のほうが意外と
うまくいく場合が多かったんです。
「どうやったら、うまくできるんだ?」
と、お悩みの溶接工の方は是非一度
実践してみてください(^^♪
実践こそが上達への近道!
繰り返し行うことによって実感できますよ。
★今日のポイント★
溶接のコツはリラックス!