溶接愛ツとラリアット

おかげさまで10万PV突破!溶接レベル99を目指しながら、技術、知識、経験をお届けします!

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TIG溶接 【トーチ部品の名称】

  

んなに最高の技術を身に付けても、機械や道具が無ければ技術は活かされない!

というわけで私の工場で使用されているダイヘン製のTIG溶接のトーチの部品を紹介します。

  

項目が多い! って言われそうですが、画像がほとんどで文章は控えめにしてますのでご安心を。(^^♪

 

トーチ全体

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分解するとこうなります⇩f:id:ssmetal:20161120083902j:plain

 

ノズル

サイズはNo.4、5、6、7、8まであり、番号によって径が違なります。

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  • No.4・・・2㎜程度の薄板
  • No.6・・・一般的な標準サイズ。新品のトーチもこのサイズ。
  • No.8・・・脚長*1を出したいときに使用。

 

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ここまで変色&欠けたら交換時期。

新品に変えると溶接時の溶け込みが断然良くなります。

この他にも、ロングノズルなど

様々な種類があり、用途によって使い分けます。

 

ノズル交換の際(私の職場が寒冷地だからなのかもしれませんが)、 冬場は特に完全に冷えるとウェルパーでちょっと力を入れただけで割れる時があります。

 

 

コレットボディ

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大きさがわかるように一円玉を置いてみました。

中は空洞になってて、2.4mm径のタングステンが入るわけですが、これを造る技術が私にとって驚き。

ガスの通る穴が5カ所、ノズル用のネジ山、ウェルパー用の平面仕上げ、トーチヘッド用のネジ山・・・、どういった過程で造られるのかが凄く気になります。

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値段は一個1000円以上。( ゚Д゚)マジデス

 

 

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徐々に黒ずんだ色になるので、時々ブラシで表面のススを落とすのが長持ちさせるコツです。

 

コレット

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こちらも長く使用していれば、黒くススけてきます。しかし、それ以上に気になるのがコレットの口が閉じきってしまい、タングステンの出し入れがメンドクサクなってしまうこと。

これを解消するために、タングステンでコレットの口先を少し広げます。

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コレットの口先をわずかに広げるだけで、ウェルパーを使わずにタングステンの微調整が簡単にできちゃいます。 

 

詳しくはこちらをご覧ください⇩ 

blog.sus-metal.com

 

 

  

 

トーチヘッド

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交換頻度は少ない。

交換するときは、コイルエレメントをスパナ等で固定させてからトーチヘッドを締め付けます。手だけで締め付けると、徐々に緩んできて、溶接中にノズルが90度回転してしまいます。(;゚Д゚)ヤバ

 

⇩2つあるうち、上のが小さいタイプで、下のが標準タイプ。小さいタイプのトーチヘッドは狭い場所の溶接に最適です。

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トーチキャップ

トーチキャップにショートとロングがあり、ショートのほうが狭い場所も作業性がいいため、私の工場ではショートを使用してます。f:id:ssmetal:20161120085628j:plain

溶接直後の高温時にキャップの開け閉めを繰り返すとネジ山が悪くなり、キツクなります。そうなったら交換時期です。

 

 

フレキシブルカバー

溶接時、「ガスの出る音が聞こえるのに酸化してしまう」といったときは、このフレキシブルカバーが裂けている場合があります。耳を澄ますと確実にガスの音が聞こえるのになぜ酸化するんだぁ~、って悶絶してたのは今思い出しても恥ずかしい(>_<)f:id:ssmetal:20161120091304j:plain

 

コイルエレメント

交換頻度はほぼナシ。ですが・・・、

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自在に角度を変えれるとはいえ、何度も繰り返すとスプリングがポッキリ折れてしまいます。

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トーチスイッチ

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画像では人差し指でスイッチを押すようにしてます。⇧

 

お好みで、スイッチを親指側にしてもOK。⇩

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困った症状としては、スイッチの根元が接触不良で言うことを聞かなくなります。

 

具体的にいうと、

溶接の終わり際、クレーター電流からスイッチを切ろうと、指を離しても溶接電流が点きっぱなし。

(;゚Д゚)ハア? 

 

スイッチを押せども押せどもアークが切れない(汗)。あとちょっとくらいイイか、なんて思わないで、こんな時は迷わず交換してください(^^;

スイッチのみ購入することも可能です。(新品の場合はケーブルがセット) 

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タングステン

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全長は15㎝。このまま使用する場合はロングのトーチキャップを使用。 

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ショートのトーチキャップを使用する場合は、タングステンを半分にしてから使用します。 

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ボールスリーブアセンブリ

 マツモト産業(株)の製品です。聞いたことが無い人は要チェック!

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水冷式では抜群の威力を発揮! 

 

 

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トーチボディ

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コイルエレメントとパワーケーブルを繋ぐ部品。

交換する事はほとんどありません。というより、その存在に誰も気付いてくれないことが多いです(笑) 

 

 

ガスレンズ

こちらをご覧ください。

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水冷式トーチケーブル 

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最後に 

過去の私のように、わかっているようで実はうろ覚えだったりするわけで、もし親方に「コイルエレメント持って来い」と急に言われて、『コイルエレメントってなんだっけ?』ってな事にならないことを願って、ここに書き記します。



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細かいことは抜きにして、まだまだ補足が書き足りないと感じてます。今後は気づいたら、加筆、修正をしていきます。たまにでいいので、また見に来てください。

m(__)m

 

※H29.8月

「ボールスリーブアセンブリ」

「トーチボディ」

「ガスレンズ」

追加しました。

 

 

少しでもお役に立てたなら、ブックマーク…してくださいm(__)m

 

 

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溶接レベルアップはしません(笑)⇩  

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ではではより良い溶接ライフを!

 

*1:「きゃくちょう」といって大まかにいえば溶接の幅のコト