「TIG」は「ティグ」と読みます!
こんにちはSSメタルです。
ティグ溶接を始めて間もないころ、職場にいた先輩がなんちゃって職人で、
「俺がいなけりゃ仕事が進まねえ。」と、口先だけの手が動かない職人様気取り。
良し悪しがわからない私にとって、何を基準に溶接の技術を磨けばいいのかさっぱりわかりませんでした。
「この時にインターネットがあったら、 もう少し勉強できたのに・・・。」と思う今日この頃。
当時の私のように職場の環境に満足できず溶接に対する情熱だけ空回りしている
なんて思っているTIG初心者の方に、少しでも役に立ちたい、参考に、なんて偉そうなことは言いません。
ちょっとしたモヤモヤを少し減らせるならブログを更新するモチベーションになります。
「こういうビードがあるんだ。」
とか、
「めっちゃ綺麗!」でもいいし、
「もっと綺麗なビードがあるよ」
なんてのもいいかと。
みんなでワイワイしたい(笑)
前置きが、かなり長くなりましたね。
さあ、ここからが今日の本題。
フランジ とレジューサSUS316L
溶接ビードの紹介です。
材質は全てSUS316L(サスさんいちろくエル)。
フランジ(50A-5K)
レジューサ(50A▷80A sch80)
※Aはパイプの径、schは厚みを表します。
パイプとレジューサSUS316L
横にしたのが下の画像。
このビード、私は大好きです!
パイプとレジューサの溶接ですが、
一層目は裏波溶接。
二層目は仕上げ。
ケーブルが乱雑…💦
ストリンガー法(ストリングビート)と言って、
ノズルがパイプから離れた状態で、若干前後に
振りながら進んでいきます。
※個人的には呼び方は「浮かして進む」がしっくりくる
その他のオーステナイト系SUS316L
続いてはこちら⇩
FB125×9(フラットバー幅125 厚み9mm)
これはローリングで下から上に溶接してます。
超綺麗!(癒される~)
狭い個所もお構いなし。
途中で溶接のつなぎ目(ラップ)があるのが見えちゃってます(/ω\)
ホントにうまい人はつなぎ目がほとんど見えないんですよね。
トーチキャップがぶつかるため、ガスレンズを使用しタングステンをノズルから2cm程出して溶接してます。
最後に
う~ん。どうしても専門用語が多くなりますね。
ネット上にはメチャメチャ上手い人の溶接ビードが沢山あって、ついつい時間を忘れて見てしまうんです。おかげで自分はまだまだ伸びしろがあるなと気づかせてもらってます(笑)
ホントにいい時代になったんだなと、ブログを書いていてしみじみ思うんだよね。情報はあった方がいい。情報をいかに断捨離して自分のモノにするかの時代。
そこには溶接のコツとは全く違う人生のコツみたいなものがあるかもね。
最後まで見ていただいて、ありがとうございました。
時々でいいので、また来てください。
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