溶接愛ツとラリアット

おかげさまで10万PV突破!溶接レベル99を目指しながら、技術、知識、経験をお届けします!

スポンサーリンク

TIG溶接【溶棒の送り】が上手くなるにはまず【溶棒が溶ける場所】を覚える

今回のテーマは

溶棒が溶ける場所を覚える

 

TIG溶接では両手を同時に使います。

 

右利きの場合は、

右手にトーチ。左手に溶棒。

両手とも異なった複雑な動きが必要となるので、最初から両手を使って練習してもノズルがズルッと滑ったりタングステンがくっついてしまったりと、貴重な時間を成果のない練習に費やすことになります。

 

なので、順番としてはトーチで溶かす事だけをマスターする事。その次に溶棒の送りです。 

f:id:ssmetal:20171010205211j:plain


 

Tigは右手のトーチで鋼材を溶かしつつ、左手で溶棒を送るんですが、この溶棒の送りが超大事。

トーチを持つ手より溶棒の送りの方が繊細な動きを必要とします。

 

半自動溶接ではデジタル制御の送給装置があるくらいですから、ワイヤーの送りがいかに大事なことかってコトは言うまでもありません。

 

 

 

ただここで確認したいことが一つだけ。

 

 

 

溶棒の送りに目を向ける前に、溶棒が溶ける場所を体で覚えておかないとピンポイントで溶棒を送れないんです。

 

 

 

かといって難しく考える必要はありません。繊細な動きは回数を重ねれば体が勝手に覚えてくれますよ。

 

棒の送りを制する者はTigを制する!

(キリッ) 

 

 

今回は、

そのための第一歩を紹介します。 

 

と、その前に両手を使うTig溶接。

目を閉じてでもトーチを動かせるようになっていないと溶接棒の送りどころの話ではありませんので、トーチの動かし方に不安のある方は、まずこちらからどうぞ。 

blog.sus-metal.com

 

 

トーチの動かし方は問題無いけど溶棒の送りがイマイチ、という方は続きをご覧ください。

 

溶棒が溶ける場所はココ


f:id:ssmetal:20170927211515j:image

赤い楕円形はプール(溶融池)です。

矢印の先端を目安にするといいでしょう。

 

溶棒の持ち方は人それぞれ 

まず始めに、以下の画像をご覧ください。

 

中指、薬指で挟む

f:id:ssmetal:20170906184910j:plain

 

 

人差し指、中指で挟む

f:id:ssmetal:20170906184202j:plain

 

つまむ

f:id:ssmetal:20170906184836j:plain

持ち方はどれでも自由です。

自分の持ちやすい持ち方で構いません。次のチャレンジへ。

 

  

 

溶接動画のココに注目

 

まずはコチラの動画を。

1分16秒~1分37秒の溶棒の動きだけに注目です! 

www.youtube.com

 

前後に数ミリしか動いていないんですよね。私はこの溶棒の動きを【ツンツン】と呼んでるんです。

 

一見すると「簡単そう!」

って見えますが、最初はブレるブレる。 

 

 

 

Let'sツンツン!

さあ、ここからは練習ドリルとなります。

 

溶棒の動かし方① 

まずはアークを発生せずに溶棒のみでツンツンしてみてください。 

 

意識することは

「溶棒の先端を3㎜程度前後させる」

のみです。

youtu.be

地味だな・・・。 

 

 

たった3㎜前後させるだけなのにこんなに神経を使うのか、と思う方は焦らなくても大丈夫です。指先まで神経のネットワークが繋がっていないだけなので、数をこなせば安定してスムーズにできるようになります。

 

ポイントとしては、溶棒を持つ手を脱力させること。でないとスムーズに動きません。歯を食いしばると力が入ってしまうので、静かに呼吸しながら試してみてください。 

 

肘や小指を使って用棒を持つ手を固定させると一層安定します。 

 

 

溶棒の動かし方②

 

いよいよ両手同時に。

youtu.be

私は右利きなのですが、⇧では光の都合により左手でトーチを動かしてます。  

(やっぱり地味・・・)

 

 

さあ、以上を踏まえてトーチと同時に溶接してみましょう!

 

 

最後に

「溶棒の送り方」はいろんな方が動画でアップされてるので、自分に合ったやり方は見つけやすいと思います。

つくづく良い時代になったもんだなぁとホッとしたくなるとこですが、見たところで上手くはなりませんのでしっかりとポイントを意識して練習してください。

 

棒の送りを制する者はTigを制する 

 

溶棒が途切れないということは、あなたが目指す綺麗なビードには欠かせない大切な要素。

 

溶棒が途切れない=綺麗なビード

に繋がりますよ。

 

 

また何度も言いますが、覚える順序は

溶棒の溶ける場所→溶棒の送り方

になります。

 

溶棒の送りに今一つ自信が無い方は、今回紹介したツンツンドリルを是非実践してみてください。 

 

 

blog.sus-metal.com

 

ではでは、より良い溶接ライフを!