こんにちはSSメタルです(^^♪
TIG溶接はハードルが高いと言われていますがそんなことはありません!
センスのある人は未経験で入社しても、自分自身で吸収しドンドン上達していきます。しかし、せっかくやる気はあるのに一生懸命さが空回りして中々成果が出ない人は、諦めて他の道へ進んでしまう…。
非常にもったい!
そして、なんとかしたい!
その一生懸命さを効率よく技術の習得に結びつけるようなドリルがあれば、絶滅危惧種の溶接人口の減少に少しでも歯止めがかかるのでは?
という思いから、この溶接練習ドリルを作りました。
読んでくださる方のお役に立てれば幸いです。
縦向きで溶接する
前回の記事は、溶接姿勢でいうところの下向きで溶接したのが、今回はこの溶接姿勢を、縦向きにするところから始めます。
溶接方向は必ず下から上に向かって登っていきます。連続で溶接するのを「カチ上げ」と呼びます。
前回と同様に綺麗な〇になるよう一カ所づつ下から上に溶接していきます。
前回と同じように的を溶かすだけです。
今回のポイント
①自分の体を安定させる
溶接姿勢の難易度が上がるほど体を安定させることが重要になります。
今回の溶接姿勢では
- 片足の膝とつま先
- 反対側の足の裏
- 片手
の、4点支持が理想的。
注意事項
上に行くにつれ徐々に中腰になりますが、トーチを持つ手に体重をあずけないこと。
溶接個所を見ようとして前かがみになってしまうとトーチを持つ腕に体重がかかってしまい、滑る原因になってしまいます。
繰り返すうちに自分の溶接しやすい高さ、溶接しづらい高さが徐々にわかってきます。
私の職場では、ノズルが滑ったりタングステンがくっついたりせずに、下から上までスムーズに進めたらOKとしています。
②溶接歪(ひずみ)
合わせて覚えておきたい大事な要素として、
溶接には必ず「ひずみ」が生じるということ。
溶接した方に収縮する
知識として覚えておくと、後々の作業で生かされます。
初めから細かいことを数多く説明されても、結局頭に入ってない事が多く合理的ではないので、まずは簡単な動きを数多くこなして体で覚えましょう^^;