Project-Tig

右手にトーチ 左手に期待値を

楽しさを捨てないために読まないんだよ

パチ屋の抽選待ちや夜寝る前に、少しづつ小説を読んでます。

中身はほとんどがミステリー小説。

ここ数年では「ビブリア古書堂の事件手帖」や「珈琲店タレーランの事件簿」が多く、文章に包まれる濃い目のしあわせが味わい深く、何回読み直しても読後の達成感は何とも言えません。

特に「珈琲店タレーランの事件簿」は、私のコーヒー嫌いを大好きに変えてくれた作品なので、思い入れのある作品になってます。

 

今日も朝の抽選待ちで小説を読んでました。抽選が悪くて狙い台は取れず、他の台は釘の調整が不十分でとてもじゃありませんが打つ気が起こらず、そのままお店を出てきたところです。

そのとき読んでた小説は、先日、大雨の降る夜に久しぶりに立ち寄った本屋さんで、おすすめの作品を眺めてたら目に入ってきたものです。

星降り山荘の殺人

店員さんの書いたポップが、可愛い字だったので、釣られて買ってしまった。「毎度あり~」とどこからか声が聞こえてきそう。

 

殺人事件物は犯人がバレると、以降読まなくなるので気乗りしなかったんですが、ここ数年の読書ルーティンから脱却するべく?たまにはいいかもねと衝動買いを。

とりあえず、ここから犯人分かりますよ、の手前までは読み終わったんですが、まあ、なんということでしょう。犯人が一ミリもわかりません💦

残る容疑者が5人に絞られても、気持ちいいくらいに全くわかりません。

いやいや、ちょっと待てと。

こちとら学生の頃から「金田一少年の事件簿」を読み漁り、論理的思考を磨きに磨いて何回か犯人を特定してきたものですよ。永いブランクがあって「金田一37歳の事件簿」に出会えた時は、本作と過去作の事件簿Rを読むのがたまらなく嬉しかったものです。

さすがに犯人の背景にある動機までは読み取ることは出来ませんが、それでも犯人正解率は75%そこそこあるんですよ。

そんなミステリーハンター中級の中の中級の私が、犯人を絞ることさえできないなんて、、、

 

なんて楽しいんでしょう!

 

この「わからない」なうの状態がやっぱ楽しいんですよね。

「いや~、犯人が全然わかんない」って家族の前でボヤいたら、「続き見ればいいじゃん」だってさ。えー---、その発想は無かった!それは作者に対する冒涜、、、は言い過ぎですが、失礼?でもない。もったいない?でもない、、、。なんだろうな?せっかくの楽しさを自分で捨てるようなものなんですよ。これを説明してもわかってくれないのが悲しいところ。

 

あと3回は読み返さないと犯人は見えてこないと思うので、日数的には約一か月以上かかるかと。

 

なぜアルミの溶接が綺麗にできないのか?

なぜこのへそサイズで回転率が上がらないのか?

 

わからないことにワクワクできるって一つの才能だと自分では思ってるので、ついテンションが上がってしまい久しぶりのブログ更新となりました。

 

え?4か月ぶりの更新?

 

そうでしたか…

 

え~、皆さん。ご無沙汰しております。

それでは犯人がわかりましたらまたお会いしましょうw