溶接機やトーチケーブルには、必ず使用率が定められています。
使用率とは、溶接機によって様々で、40%や60%というようにパーセントで表示されます。
まず溶接機本体の側面、または取扱説明書を確認してみましょう。
この溶接機「直流パルスTIG溶接機 INVERTER ARGO300P」 ダイヘン製では、使用率は40%となっています。
使用率40%とは?
溶接電流300Aの場合、4分間連続で溶接したら6分休止しなさいということ。
10分間をベースとして何分間連続で溶接可能かを表したものです。
使用率100%は可能なのか?
この溶接機のように300Aで使用率40%の時、150Aなら10分間連続(使用率100%)で溶接可能です。
ちなみに約190Aまでは使用率100%です。
溶接機の異常ランプが点灯したり、トーチケーブルが熱すぎて持てない場合は、使用率をオーバーしている場合があり、故障の原因や災害の原因となるので非常に危険です。
ブルートーチの使用率