「さてSUS316Lの溶接棒を使うか。確か残棒入れに余ってた溶接棒があったはず。
どれどれ、、、
ん?五種類の溶接棒があるな。
⑤は軟鋼用だから違うし、①は白っぽくて持った感じも軽いからこりゃアルミ用だな。すると、③④⑤のどれかか。
ヨッシャ!んじゃ④で溶接しよう!」
ブブーッ
はいアウト!
④は308Lなので316Lの溶接には絶対に使ってはいけません!
特にステンレス用の溶接棒は一度ケースから出すと、種類の判断は溶接棒の頭の色でしか判断できなくなります。こんなことが起きないように、溶接棒の頭の色は残して使用しなければなりません。
【答え】
①アルミ用
⑤軟鋼用
②SUS316L
③SUS308L
④SUS309MOL
今さら当たり前の事を、と思うかもしれませんが、基本的な事を守ると同時に、「私達はこのように管理しています!」という姿勢を見せることが積み重なり、顧客(親会社)への信頼に繋がります。