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溶接でLV.99を健康的に目指すブログ。梅雨ですね

5‐05 半自動溶接機【オリフィス】の役割を理解する

オリフィスとは

オリフィスとは、薄い壁に開けた流体を流す小さな穴のことで、そのような穴をつけた薄板をオリフィス板(英語:orifice plate)と呼び、流量を板の位置で調節し、また測定にも使われる。

オリフィス板 - Wikipedia

半自動溶接機のトーチ部品の一つにオリフィスというピンク色した部品があり、オリフィスの役割は大きく分けて二つ。

①炭酸ガスを整流にする

チップボディから出てくる炭酸ガスは、オリフィスに空いている小径を一旦経由する事で乱流を防ぎ、ガスの流れをスムーズにします。

②スパッタ付着防止

また、溶接中にノズル内に侵入したスパッタをオリフィス先端部に集積する事で、チップボディへのスパッタ付着防止となり、簡単にスパッタを取ることが出来る仕組みになってます。

 

スパッタが溜まりすぎた時に力任せにノズルを回すと、オリフィスがパキッと割れてしまうので注意が必要です。 

オリフィスにスパッタが溜まる

 

亜鉛メッキ溶接はオリフィスを外す

オリフィスを外したまま溶接する場合がありますが、それはメッキのフル溶接。

 

メッキのフル溶接ではスパッタが大量に発生するので、オリフィスをつけて溶接するとノズル内にスパッタが溜まり、すぐにスパークしてノズル先端を破損します。また、ノズルを外す際にオリフィスがパキっと割れやすくなる傾向に。

 

ただ、その分オリフィスで保護されていたチップボディがスパッタでダメージを受けるので、交換頻度が高くなる傾向に。

 

ホント、メッキのフル溶接にはいつも泣かされます。

 

今回はこの辺で。
ではでは、より良い溶接ライフを!

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