この溶接練習ドリルは…、仮付け等の溶接時に、タングステンと鋼材がくっついてしまうという方に最適な練習内容になっています。
そしてそして、さらには薄板を溶接するに最適なTig溶接。
今回と次回の内容をマスターすれば、薄板等の仮付けが簡単にできるようになります。
それでは早速、動画、画像と合わせて説明していきます!
溶接条件
- 初期電流 0A
- 溶接電流 130A
- クレータ電流 0A
- アップスロープ 0秒
- ダウンスロープ 0秒
溶接電流以外はすべてゼロです。
鋼材に溶接棒を仮付けする
今回実践するのがこちらの画像。
内容はいたってシンプル!
使用した材料
・Tig溶接棒Φ2.4mm(余ったもの)
・ステンレス鋼9mm(余ったもの)
使用材は全てSUS316Lです。
溶接動画で確認
とりあえず、動画でやり方を確認しましょう⇩
溶接棒溶接時のポイント
①母材とタングステンの距離は約2mm。
②スイッチを入れ、溶接電流にて母材を溶かしたら溶接棒を刺す。
③クレータ電流にせずにスイッチを離す。
④一連の動作を、出来る限り素早く行う。
タングステンが母材から離れ過ぎると、溶接棒が玉になり溶け落ちてしまうので、ノズルは傾けすぎないこと。
比較的簡単な部類に入るので、慣れてしまえば楽勝です。
さいごに
ステンレス鋼は溶接の熱による歪(ひずみ)が大きいので、可能な限り最小限の入熱量で溶接することが要求されます。
それには「正確さ」と「素早さ」が必要不可欠であり、今回と次回紹介する溶接練習ドリルが近道となります。
続きはこちらになります⇩
ではでは、より良い溶接ライフを!
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