Project-Tig

溶接の魅力を知り、愛し、伝えよう

13-03 【ヒューム警報発令中】メッキ溶接の中毒性に注意する

 溶接時の「保護マスク」してますか?

メンンドクサ!って言って、マスクを外して溶接してると「じん肺や亜鉛中毒」になりますよ。

 皆さんは【亜鉛中毒】って聞いたことあります?
溶接工にとってこの言葉は「あるある」なんです。一度経験すれば一人前の溶接工?

 

んなわけない! 

 

作業中に保護マスクを確実に使用すること。

 

 あの時、しっかりと保護マスクをしとけば良かったのに…って、そう思ったことがあったので、今回はその話を。 

亜鉛メッキ中毒は寒気がヤバイ 

私が20代前半の頃、当時は現場仕事で棒溶接がメインでした。

 師匠と私含め四人で一組。

亜鉛メッキ処理された薄い鉄板を敷き詰めて、バチバチッと数ヶ所を点付け溶接していく作業でした。

 季節は夏真っ盛り。

夏のアツさにもメゲズニ、作業着は耐火性が高く立ちしゃがみが楽な綿製品のツナギ。

しかしだよ、容赦ないジリジリ暑さのせいもあって、ついつい保護マスクは首からぶら下げたまま作業してたんです。

 

師匠からは、

「マスクしねぇと、メッキ中毒になるぞ」
って忠告されてたのに、

「顔を離して溶接してるから大丈夫ッスよ」
と、軽い返事の私。

 

無事に作業を終えて帰宅し、食事を済ませ、風呂に入ろうかと思った時、急に背筋がゾクゾクし始めたんです。

おっとっと、季節外れのインフルエンザ?

いや、なんか違う。

 

とりあえず、ワケわかめなので師匠に電話。 

 

「し、ししょお~。寒気が止まらないッス💦」

 

『んあぁ、そりゃぁメッキ中毒だぁすけ、あすには治るがら黙ってねどぉげぇ。』

 

え?訛りがヒドイ?

要するに…、

 

『それはメッキ(亜鉛)中毒だよ。明日にはなおるから、おとなしく寝てなさい。』

ってこと。 

 

「い~っ、早く言ってよ!」

作業中のみならず、帰りの車内でも『マスクしないとメッキ中毒になる』と言われてたことを思い出した。

 

そりゃ、言うことを聞かない自分が悪い。

当時はワンルーム一人暮らし。お気に入りのバラエティ番組が全く笑えない。こういう時って急に寂しくなるよね。

 

うわ、寒気が強くなってくる。

 

 

とりあえず風呂風呂。

 

 

ふぃ~~って、ちょっとぬる過ぎるな。

 

 

あれ?、体がブルブルして湯温42℃が超ぬるい(笑)

 

コレってまずくね?

 

 

てな感じで、風呂も早々に体をブルブル震わせながら着替えて早めの就寝。

季節は夏真っ盛り(二回目)

 

てなことがあったんです。

結局さ、寒すぎて冬用の布団にくるまり、いつの間にか朝を迎えたんです。  

あまりの震えに奥歯がカチカチカチカチ…。

 

 

ちなみに、こちらがメッキ加工された鋼材⇩

亜鉛メッキの溶接

溶接するとえげつないほどのヒュームを吐きだします。

 

白い煙がモクモクってね。
簡易マスクじゃ防御力が心もとないので、溶接専用の防塵マスクを使用します。

 

防塵マスク

 私はこれを装備せずに首からぶら下げてたんですね。しっかり装備すればメッキ中毒にならずに済んだのに。 

 屋外だったし風通しもいい場所だったんですよね。未熟も未熟。隙だらけ。

亜鉛メッキを溶接するときのポイント

  • 屋内外問わずに換気はフルに行う
  • 防塵マスクは絶対する。フィルターは目詰まりしやすいので休憩ごとにエアーで掃除する。
  • 溶接するときは顔を近づけすぎない。

ではでは、より良い溶接ライフを!

 

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