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Tig溶接でLV.99を健康的に目指すブログです。 春ですね!

2019年保存版【トーチ部品名称と交換時期】ティグ溶接

ティグ溶接16年を超える経験者のSSめたるです。

・ティグ溶接部品にはどんな種類があるの?

・どうなる前に交換すればいいの?

・使用時のポイントは?

と疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。

 

ここで解説する『ティグ溶接トーチ部品名称』について熟読すれば、誰でもワンランク上の溶接技術を手に入れることが可能です。

 

なぜなら、当ブログ(Pro. Tig)はティグ溶接歴16年で10000時間を簡単に超えるほどの経験をもとに、溶接初心者の方向けに特化したブログとなっているからです。

 

以下でティグ溶接の基礎知識を身に付けるために『ティグ溶接トーチ部品名称』について解説しますので、じっくり読み込んでみてください。

  

 

ティグ溶接部品一覧

ティグ溶接部品トーチ分解
ティグ溶接部品ノズル
ティグ溶接部品コレットボディ
ティグ溶接部品コレット
ティグ溶接部品トーチヘッド
トーチ分解 ①ノズル ②コレットボディ ③コレット ④トーチヘッド

1.ノズル

ノズルの種類はNo.4、5、6、7、8まであり、番号によって径が異なります。 

  • No.4・・・2㎜程度の薄板
  • No.6・・・一般的な標準サイズ。
  • No.8・・・脚長を出したいときに使用。

交換時期は変色&欠けた場合。

新品に変えると溶接時の溶け込みが断然良くなります。

この他にも、ロングノズルなど様々な種類があり、複雑な溶接個所などの状況に応じて使い分けます。  

2.コレットボディ

2.4mmの標準サイズでは、60A~220Aまで溶接可能です。

高電流で溶接すると徐々に黒ずんだ色になるので、時々ブラシで表面のススを落とすのが長持ちさせるコツです。 

3.コレット

こちらも長く使用していれば、黒くススけてきます。しかし、それ以上に気になるのがコレットの口が閉じきってしまい、タングステンの出し入れがメンドクサクなってしまうこと。

コレットの口先をわずかに広げるだけで、ウェルパーを使わずにタングステンの微調整が簡単にできます。

詳しくは『簡単コレットの広げ方』をご覧ください。 

4.トーチヘッド

標準角度は70度。交換頻度は少なめ。

交換するときは、コイルエレメントをスパナ等で固定させてからトーチヘッドを締め付けます。手だけで締め付けると、徐々に緩んできて、溶接中にノズルが90度回転してしまいます。

サイズは標準タイプと小タイプがあります。小さいタイプのトーチヘッドは配管50Aの管内等の狭い場所の溶接に最適です。

トーチヘッドにもストレートタイプがあるので用途によって使い分けします。

 

 

ティグ溶接部品トーチキャップ
ティグ溶接部品コイルエレメント
ティグ溶接部品フレキシブルカバー
ティグ溶接部品トーチスイッチ
ティグ溶接部品タングステン
⑤トーチキャップ ⑥コイルエレメント ⑦フレキシブルカバー ⑧トーチスイッチ ⑨タングステン

5.トーチキャップ

トーチキャップにはショートとロングがあり、ショートは狭い場所での溶接に適しています。 

溶接直後の高温時にキャップの開け閉めを繰り返すとネジ山が悪くなるので、キツクなると交換時期です。 

6.フレキシブルカバー

溶接時、「ガスの出る音が聞こえるのに酸化してしまう」といったときは、このフレキシブルカバーが裂けている可能性があります。

耳を澄ますと確実にガスの音が聞こえるのにノズルからアルゴンガスが出ない場合は、フレキシブルカバーに裂け目が無いか確認します。 

空冷式トーチケーブル専用部品です。

7.コイルエレメント

スプリング状の構造でトーチヘッドの角度を自在に変えることが可能です。 

自在に角度を変えれるとはいえ、何度も繰り返すとスプリングがポッキリ折れてしまいます。

空冷式トーチケーブル専用部品です。 

8.トーチスイッチ

故障の初期症状として、スイッチの根元が接触不良でオン、オフの切り替えが効かなくなること。

溶接終わり際、クレータ電流からアークを切ろうと指を離しても溶接電流に戻ってしまいます。

スイッチを押せども押せどもアークが切れない。

こんな時は迷わず交換してください。

スイッチのみ購入することも可能なので(新品の場合はケーブルがセット) 詳しくは『トーチスイッチの故障事例と交換時期』をご覧ください。

9.タングステン

全長は15㎝。

15㎝のまま使用する場合はロングのトーチキャップを。複雑な溶接個所でショートキャップを用いる場合は短いタングステン使用します。 

タングステンは研磨角度によって溶け込みが変わります。 

 

 

ティグ溶接部品ボールスリーブアセンブリ
ティグ溶接部品トーチボディ
ティグ溶接部品ガスレンズ
ティグ溶接部品トーチケーブル
⑩ボールスリーブアセンブリ ⑪トーチボディ ⑫ガスレンズ ⑬トーチケーブル

10.ボールスリーブアセンブリ

水冷式トーチケーブル専用部品です。

ワンタッチでトーチヘッドの角度を広範囲に変えられます。 

11.トーチボディ

コイルエレメントとパワーケーブルを繋ぐ部品。

交換する事はほとんどありません。というより、その存在に誰も気付いてくれないことが多いです。 

12.ガスレンズ

標準ノズルではアルゴンガスに少量の空気が混入してしまいます。

しかし、ガスレンズを使用することによりアルゴンガスが直線的に、しかも強力に流れるため空気の混入を防ぎます。結果、高品質な溶接金属が得られます。 

  • ガスレンズ用ノズル
  • ガスレンズ用コレットボディ
  • インシュレーター
  • カップガスケット

以上でワンセット。 

 

ガスレンズを使った場合、タングステンはどこまで伸ばせるか気になる方は、『ティグノズル【ガスレンズの威力を検証】タングステンを限界まで伸ばす』に目を通してくださいね。 

13.トーチケーブル

空冷式と水冷式があります。

空冷式トーチケーブルは軽くて扱いやすく、水冷式トーチケーブルは長時間の安定した溶接アークが得られます。

どちらにも歴然としたメリット、デメリットがあるので、基礎知識として『存版【空冷式と水冷式の違い】ティグ溶接機トーチケーブルの比較』をご覧ください。

 

使ってみることがステップアップ! 

ティグ溶接作業の安全性を確保するため、さらには溶接技術を向上させるためにも、確実な基礎知識を身につけなければなりません。 

上記で紹介したティグ溶接のパーツリストを頭に入れたら、迷わずにどんどん使ってみましょう!何がダメで何がいいのか実際に使うことが次へのステップアップ、すなわち溶接技術の向上の近道です。

 

すぐにでも『ティグ溶接のコツ』を知りたいという方は『溶接初心者を卒業する!』にも目を通してくださいね。