ども、SSメタルです。
早速ですが、
レジの無い無人コンビニ「Amazon Go」が話題になっています。
シアトルにあるAmazonの店舗で、従業員用として試験的にオープンしてますが、全米に2000店舗展開するとなると、レジが不要ということで約350万人の失業者が出ると懸念されてます。
まさにAI(人工知能)に職を奪われることになりますね。
では我々溶接工はどうなのか?
そこで今回は
『造船所ではAIロボットに職を奪われるか?』
について考えてみたいと思います。
(もちろん100%私の見解ですので、笑い飛ばしてもらってOK!)
まずは結論から
溶接工(工場勤務)の立場から言わせていただければ、
NO!
100%NOですよ。
造船所内においては全く持って溶接の仕事が奪われる不安はありません。なぜなら溶接個所が複雑に入り組んだ製品になっているからです。
☟こちらを見ていただければよくわかります。
現場の流れ
ひとつの例として、
現在活躍している配管溶接ロボットには、半自動溶接、TIG溶接の溶接ロボットがあります。
現状では、
担当者が配管をセッティング
⇩
トーチと溶接個所の距離を微調整
⇩
その他モロモロ確認してスタート
大ざっぱですがこんな感じかと思います。
配管が回転しながら溶接されていくわけですが、このセッティングがとてもシビアで、ちょっとでも回転軸がずれると、ずれたまま溶接されていきます。
つまりロボットは溶接個所を認識できてないんですよね…。
さらには必ず一人はロボットにつきっきり…。
例えばこの溶接ロボットが、
- フランジの内側外側や、パイプ同士の突合わせの開先を認識しながら溶接可能になったら?
- 溶接欠陥を発見し、自分で補修できたら?
- レントゲン検査も同時に可能になったら?
- 中小企業でも購入できる価格になったら?
上記の条件をすべて満たしたら…、メーカーさん恐るべしですね(^^;
ティグマイスターに期待
そんなメーカーさんの、ここ最近の技術の開発は凄まじいなと思ったのが、この
ティグマイスター。
画像では半自動溶接機のブルートーチにタングステンを付けてますが、今現在はTIGのトーチに装着可能になっていて、使い勝手が格段に向上してます。
TIG溶接初心者でも溶け込みさえわかっていれば、 運棒は機械がデジタル制御で超スムーズですからね。ラクチンです♬
最後に
無人でレジの無いコンビニ。
商品を受け取ったとき、店員さんに
「ど~もっ🎵」と
言えなくなるのは寂しいですねぇ。