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右手にトーチ 左手に期待値を

気温40℃超の工場勤務の熱中症対策は?40代溶接工の場合

皆さま暑い中の作業お疲れ様です!
SSめたるです(汗)

本日H29.7/14㈮の八戸市の最高気温は35℃で、今年一番の暑さになりました。

溶接という仕事がら、暑さ対策は万全にしてますが今日の暑さはチョット厳しい!

今日の工場の温度計

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朝の時点で32℃あったので今日はイクね★と思ってたら昼前の11時ごろでこれですよ。

 

 その後、昼で38℃、午後2時ごろで37℃、今ポチポチしてる午後6時ごろには32℃まで下がりました。 

メータ表示の危険を見事に振り切ってます(笑)
湿度が無いのが救いでしたね^^; 

同じ工場内のとある場所

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昼になると一番日当たりがイイ所なんですが…

 湿度計は前から壊れてましたが、あれ?温度計の針も壊れたかな…?

 

ええ、壊れたことにしましょう(笑)

TIG溶接工場の熱中症対策

 さて、こんな好条件?の中での作業ですから、体調が悪いと夕方にはフラフラで帰ることになります。 

「熱中症」や「水分補給」で何かいい記事が無いか探してたら、こちらを見つけました。

www.nurse-diaries.com

lady-jhonesさんの記事です。

 

熱中症に対しての基礎知識をわかりやすく細やかに説明してくれます。

 

 例えば、スポーツ飲料にB1(糖をエネルギーに変えるビタミン)は含まれてないので、飲み過ぎは……とかね。 

スポーツドリンクだけ飲んでると、口の中がメタメタ。 

 なので、今では麦茶とスポーツドリンク(2L)のペットボトルを一本づつ準備して、とっかえひっかえ飲みながら作業してます。  

あと気を付けたいのが、

飲み物の温度! 

冷蔵庫に入ってるキンキンに冷えたジュースは確かにうまい!

 

 ただ、飲んだ瞬間汗がピタッと止まって、後から一気にドバァッって出てくるじゃないですか?あれは苦手。

 かえって体が疲れる感じがするので40歳になってからは常温か少し冷たいぐらいでゆっくり飲むようにしてます。

汗の処理は?

 汗をかくのも仕事のうち。ですが、作業着が汗で濡れていると溶接時に感電する危険があります。なので、着替えやタオルは数枚準備して作業します。 

 溶接時は前かがみになることが多く、汗がダラダラとへその方に流れていくのがわかるんです。

 もちろんタオルだけでは間に合わないので、その時は着替えてシャツとタオルを外に天日干。

これが2時間おきぐらい。

 

 もう一つ厄介なのが、顔の汗が溶接面の遮光ガラスと白ガラスの間に入り、視界がにじんで「イラッ!」って、メンドクサイことになるんです
(わからない人はゴメンナサイ) 

その他の熱中症対策

 一人一台の送風機 

 

 工場内は立ってるだけで汗がダラダラ。シールドガスのアルゴンガスが飛ばされないよう細心の注意を払って足元や背中越しに送風機をセット。 

送風機の強めの風を浴びて気化熱により体感温度を下げます。   

もう・・・、ね。

体に風を感じてないとやってられんのですわ。 

 さらに、工場の入り口に大型の送風機をセットして、工場内の空気を循環させてます。これが、ソコソコうるさいので耳栓装備!  

日々の体調管理

暑くなってきたのはここ一週間ほど前からで、ようやく体が慣れ始めた頃です。

経験上ですが、この時期に無理をすれば 積み重なった疲れが8月以降に一気に出てきます。 

最近で特に辛かったのは、朝方20℃くらいで過ごしやすいかなと思ってたら、10時過ぎには30℃越えみたいな急な温度変化が一番コタエマス。 

気持ちが悪いとか頭が重い、イマイチ体に力が入らないときは絶対に無理をしない、させないことですね。 

 

「やませ」を浴びる 

 やませ(山背)とは、北日本の(主に東北地方)太平洋側で春から夏(6月〜8月)に吹く冷たく湿った東よりの風のこと[1]寒流の親潮の上を吹き渡ってくるため冷たく、水稲を中心に農産物の生育と経済活動に大きな影響を与える。やませが続いた場合、太平洋側沿岸地域では最高気温が20℃程度を越えない日が続く 

引用元:Wikipedia

 

八戸特有の海風。

外に出るとヒンヤリとした風が頬を撫でていき、一時の安らぎを与えてくれます。毎日出会えないのが残念。 

塩飴で塩分補給

水分同様、塩分補給も忘れずに。今は種類が豊富。

舐めていると気持ち的に楽になります。 

最近話題の空調服

実際に使用している人から猛プッシュされるほど。 

最後に

ここまで気温が上がることはあまりありませんでした。

 今日は湿度が低めだったこともあり、まだ助かった~って感じです。今日の暑さにジメジメ感が加わると思うと、ゾッとします(笑) 

とにかく

  • 水分補給
  • 塩分補給
  • 空気の循環

 をマメにすることが大事。 

 どこまでが安全で、どこからが熱中症なのか、というよりは毎日の自分の体の調子にしっかりと耳を傾けて、

「今日はちょっと無理できないな」

とボーダーラインを引くことが自己防衛になると思います。

 

 梅雨明けしてない今の時期でこの暑さですから、今後の体調管理は皆さま、くれぐれも抜かりなく^^

 ではでは、より良い溶接ライフを!

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