「またかよ~」
「タングステンがまたくっついた💦」
同じ失敗を5~10回繰り返してからが勝負とはいえ、タメ息の連続で何度も失敗してたヒヨッ子時代。
それが今では教える立場に。
長期間という長~~~い目で見守らなければならないため、技術を教えるのって正直、
「シンド~い」って思う事も多々。
そんな溶接の指導をしていて一番の喜びと
言えば「小さな芽」を確認できた時です。
入社して10ヶ月。
全くの素人がここまで
溶接ができるようになったかと思うと、
目がウルウルしてきます。
その溶接がこちら⇩
アップにすると⇩
裏側①⇩
裏側②⇩
細かいところは抜きにして、
充分に合格ラインに達しています。
材料は「アングル」と呼ばれるもので
一辺が75mmで厚みが6mm。
材質はsus316L(サス316エル)です。
特に裏側②は狭い場所で、
難易度がかなり上がります。
アンダーカットと呼ばれる溶接不良が
無いようにするのが、これまた難しい。
能力差は、あって当たり前。
最終的には、本人の努力次第。
だからでしょうか?
小さいけれどしっかりとした「芽」が
出たときは、たまらなく嬉しい!
その嬉しさをストレートに伝えます。
「イイ溶接だね~」と。
ここまで出来るようになったのは
周りのメンバーのサポートも一要因。
彼が教える立場になったら、身をもって
そのありがたみを実感するでしょう。
私は時々水を与えるだけ。
教えるほうも教わるほうも「芽」が
出るまで、ひたすら辛抱です。
そして、
どんな色の、どんな花が咲くのか
楽しみです。