あの「いつやるの?今でしょ」の林修先生の講演会が、青森県八戸市の公会堂で開催されました。
どんな講演になるのか、ドキドキワクワクでスキップしながら行ってきたので、
「どんな内容だったの?」
と気になる方は箇条書きですがご覧ください。
H29年6月6日 19時開始
救え「育つ」教育を考える
~いつやるの?今でしょ~
講師 林修
(公益社団法人 八戸青年会議所主催)
八戸イジリから笑いを誘う
客層がベテランの奥様方だったこともあり、始めは様子見だったのか静かに講演が始まりました。と、思ったらすぐ笑いの渦に。
ご年配の方々を年金生活が成り立つセーフティ世代=【うまく逃げ切った世代】と表現。
義務教育のズレ
「教えるということは…」から始まり、小学校のシステムの話に。
今の小学校のシステムは、戦後高度経済成長期の「みんなで頑張りましょう」教育方針で、今の時代に合わないのでは?という問題提起。
現教育システムは約200年足らずの歴史であり、大量生産⇒大量消費のためのもの。
学校が育てる人材と社会が必要としている人材にズレがあると指摘していました。
大学の意義
大学に行くことが就職するためになっている。本来は研究するところである。
卒業しても、言われるがままの勉強しかしてこなかった場合、社会に出てからさらに苦労する。
友達いらない説
小、中学校と林先生は友達がいなかったことを面白おかしく肯定する話。
ぼっち万歳!
日本の危機的状況
日本の人口が2100年には五千万人を下回るとのコト。国はあてにならない。個人で頑張っても、暮らすべき自治体が消滅してしまう。
今後は自治体同士の知恵比べ
格差の拡大
資産一億円の人は日本で210万人(40~50人に1人で今も増加中)。今後中間層が減少し、富裕層、貧困層の二極化へ。
一人の子供をどう育てるか
少子化で子供一人あたりに対する大人の数が増えるため、地域、自治体、祖父母のたくさんの協力を得る事が可能。どう巻き込むかが課題。
なるほど名言
勉強とは自分のやり方を見つけるために検証するためのもの
家庭の会話で子供との問答を楽しむ
最後に個人的感想
ほとんどがネット上で騒がれている話題でした。しかし、実際に生で熱を帯びた声を聞くと「やっぱりか」というのが正直な感想です。
仕事の減少、格差の拡大、少子化。
形は違えど、いつの時代でもあったであろう悩みのタネ。
昔だったら大人数で解決しなければできなかったことが、今の時代はネットのおかげで一人からでも可能に。実際に行動に移してる人はかなりのアドバンテージになると思います。。
今の現状を受け入れて、さあどうするかの知恵比べ+楽しんだ人が勝ちですね。
他には、「林先生が驚く初耳学」や「ネプリーグ」の収録秘話で爆笑させていただきました(笑)
一転、小学生の子供との向き合い方は一番考えさせられましたよ。
放任主義という名の楽な道を選んでたんですよね。子供の成績はクラス内で悪くなければいいんじゃない?みたいに。
「学校の先生の言うコトは聞いといた方がいいよね」と暗に子供に言っていたこともあり、もうちょっと子供から発する「なんで?」、「どうして?」のやり取りを楽しもうと猛省しました。そのためにも夫婦間での教育に対するディスカッションは、時間を見つけて行っていきたいです。
自治体の消滅は聞いててゾクッとしました。
八戸も決して他人ごとではない。誰もが何とかしなければと思いつつ解決策が見つからないまま時間が過ぎようとしてる気がします。
「自分ファースト」は大多数の市民、国民が占めれば経済は潤滑になるかもね。
「現状維持」ではジリ貧。ジリ高になるには、まさに知恵の見せ所。
話の内容としては、子育て現役中のお父さんお母さんと子供に聞いてほしい内容でした。あぁ、そこがもったいない!
しかしベテランの客層を見て、笑いに変えていくトーク力は林先生、さすがです。