ども、溶接技術の向上や仕事に対する意識を1歩前進する為に情報提供してるSSめたるです。
今回はステンレスを切断してる時、特に忙しい時に限ってバンドソーの刃が外れてしまい、怒怒怒💢となった経験を元に、いくつかの対処法をまとめました。
バンドソー帯のこ刃が外れる原因と対処法
ウェイト重すぎ問題
【軽ー中ー重】とあり、ステンレス切断では【軽】に設定します。
ウエイトを重くすると、のこ刃が欠けたり斜めに切れてしまい、最終的には刃が外れてしまいます。
鋼材の厚みに適したウェイトに調整します。
周速スピード早すぎ問題
ステンレスを切断する場合は1~2で回転させます。
急いで切断しようとして周速をあげると、これもまた刃が欠けたり斜めに切断されたりしてしまいます。
刃が欠けている⇒交換
刃が引っ掛かり外れやすくなります。
切断中に「ガタンっ.........ガタンっ」と周期的に音がするようであれば刃が欠けているので、新品に交換します。
刃に過度な油分⇒拭き取る
切断中の滑らかさ、冷却効果を高めるために切削油を吹きかけながら切断してると、徐々にのこ車部分に油分が溜まり、のこ刃が外れやすくなります。
ボール盤のドリル穴の要領で切削油を吹きかけたいところですが、6mm程度までの厚みであれば、のこ刃はそれほど熱を帯びませんので切削油は不要です。
ベアリングのガタつき問題
手で触って確認を。
のこ車のベアリングが損傷してると、手で触った時にカタカタしてわかりやすいです。
ベアリングだけでも購入可能です。
バンドソーの型式を調べてから検索すると、今の時代は品番までわかるんですね。便利便利。
刃が外れやすい切り方
ステンレス限定ですが、参考までにいくつか載せておきます。
①薄板を縦に切断
横幅が広い所では安定します。
②接点が2箇所
アングルやパイプを切るときに外れやすかったですね。
上記の切断方法で「のこ刃の欠損+周速が速い」の悪条件が重なると、さらに外れやすくなる原因になります。
オイル交換もあったりする
ロータリーバンドソーでオイル交換?と思ったのですが、知らずに使用してるとオイル切れでモーターを焼いてしまいます。
モーターの根本付近にオイルを入れる場所があるので確認してみてください。
定期的に綺麗にしてあげる
電動工具は使いっぱなしにしてると、切りカスや埃で故障の原因や性能の低下につながります。
ここでは帯のこ刃を交換する時に、ウエスで綺麗に拭いてます。
のこ車を拭くとウエスが真っ黒になるのでビックリ。
バンドソーの老朽化問題
今使用しているバンドソーは、かれこれ20年以上になりますね。
台座が摩耗で減ってしまい、高さを調整したなければ真っ直ぐに切れない場合があるので、思い切って購入を検討してます。
「ウエイトを軽くしてるのに刃が外れる時、手で軽く添えながら切断する」の画像。
こんな事しながら切断した時期がありました。ここまでしないと切断できないって事は、やっぱり何か原因があったんですね。
今回はこの辺で。
ではでは、快適な切断ライフを!