前回は、箱もの薄板溶接で「外側から溶接」という選択をし、結果、『やっぱりやりにくいよね。だから、言ったじゃん。』と、自分に突っ込んだところで、今回は、薄板溶接最終回となる「内側から溶接」になります。
薄板溶接は、裏側を酸化させないようにしなければならないのと、集中からの疲労が半端ないので、今回も根気よくいってみましょう。
【内側溶接条件】
- ステンレス薄板2㎜すみ肉
- 溶接電流140A
- アークを切りながら断続的に溶接
- 溶接棒Φ2.0
- DYNAMITE EXPLOSION を鼻歌
⇩うん。最初に内側を溶接したほうが、溶け込みはいいですね。
「なめ付け」と言って、溶接棒を使わずに溶接する方法が、簡単で綺麗に仕上がるのですが、『溶接棒を使って、肉盛りしてください』との、ご要望なので致し方なし。
鱗を一枚一枚重ねるように、息をひそめて集中集中してました。
途中から Fire Bomber*1 の名曲「DYNAMITE EXPLOSION」を鼻唄で静かに熱唱しながら進んでおります。
🎵歌い始めた頃の~(中略)
🎵(サビ)Dynamite! Dynamite!
Dynamite explosion once again 🎵
🎵Dynamite! Dynamite!
everyday everynight
everywhereAHHHH~🎵
何とか長い距離を溶接し終えて、
「ふぅ~~」
と、内側の溶接を終え、外側を確認すると、
OH! 酸化AHHHH~
Why? usuita yousetu sanka!
ノリノリで、あれだけゆっくりと溶接したのに、所々酸化してますね。。。
気を取り直して、グラインダーをかけて補修を。
🎵Dynamite!
🎵Dynamite!
🎵Dynamite explosion once again~🎵
さてさて、鼻唄を続けながら、外側溶接に入ります。
【外側溶接条件】
- ステンレス薄板2㎜角継手(かどつぎて)
- 溶接電流140A
- アークを切りながら断続的に溶接
- 溶接棒なし
- DYNAMITE EXPLOSION を鼻唄で
🎵Dynamite! (溶接棒は使わなくていいので、ナメるだけ。)
🎵Dynamite! (焼け色を見ると、熱量は申し分無しと思ったんですが、)
🎵everyday everynight
🎵やっぱり酸化AHHHH ~
(リピート)
🎵歌い始めた頃の~
🎵Dynamite! Dynamite!
🎵Dynamite! Dynamite!
everyday everynight
everywhereAHHHH~🎵
日本人の名前で「福山」といえば、おそらくですが皆さんは『福山雅治』さんを思い浮かべると思いますが、私は真っ先にFire Bomberのボーカル『福山芳樹』さんなんです。
福山アニキは、50歳を過ぎても衰えないシャウト、純粋な少年のような澄んだ歌声、なのに力強い低音。
マクロスシリーズ歴代の歌姫が集結した「マクロスクロスオーバーライブ2019」で、完全ノーマークだったFire Bomberの福山アニキの溢れるパワー。実際にライブ会場で聞くと、全部持ってかれたなぁ。ぽっ💕
ハッ!
ボーッとしてたら
酸化AHHHH~
もうええわ!
今度、また薄板溶接があるので、その時はノズルを4番にして、電流設定を変えてやってみようかな。
ステンレスの薄板といえば、真っ先にパルスを思い浮かべますが、それも次の機会に使ってみたいと思います。
ではでは、より良い溶接ライフを!
*1:マクロス7に出てくるバンド名です。