今回の記事はコチラ⇩からの続きになります。
溶接棒を溶接棒で溶接する
今回実践していただくのがこちら⇩
溶接棒2.4mmの周りを溶接棒2.0mmで溶接しちゃいます。
つまり、溶接棒を溶接棒で溶接するわけです。
それはそれは繊細で、瞬間的な動きが要求されるので、難易度は少々上がります。
溶接条件
- 初期電流 0A
- 溶接電流 130A
- クレータ電流 0A
- アップスロープ 0秒
- ダウンスロープ 0秒
溶接電流以外はすべてゼロです。
使用した材料
Tig溶接棒Φ2.4mm、Φ2.0mm(余ったもの)
ステンレス鋼9mm(これまた余ったもの)
全てSUS316Lです。
溶接動画
まずはこちらの動画をご覧ください。
いつもながら地味~な動画になっております
溶接のポイント
①まずは母材にアークを飛ばし、溶接棒を溶融池に入れます。
②タングステンを矢印の方向に約1㎜~2㎜ほど振ります。
一秒間に①~②を行い、アークを切りながらコツコツ一周します。
そして失敗するとこうなります(笑)⇩
溶接されている溶接棒にタングステンが直接向いたり、溶接棒が赤いうちに連続して溶接するとこうなるので要注意。
さいごに
さらに上達すると、2mmのメッシュの溶接が簡単になるし、パイプ等の仮付けもスムーズに出来るようになります。
何かと軽視されがちな「仮付け」の上達には最適な内容だと思いますので、気が向いたときは是非チャレンジしてください。
おっと、鋼材の厚みに応じた電流調整を忘れずに行ってくださいね。
さいごの最後に
この記事を書く一週間前くらいに、YouTubeで動画をアップしたんですが、もう見てくれた方がいたみたいです。
何の告知もしてないし、検索で見つかるとは考えにくいのでちょっと驚いています。
何の解説もしていないし何の動画かわからなかったと思いますが、見てくださった方、
ありがとうございます!
m(__)m
ではでは、より良い溶接ライフを!