Project-Tig

Tig溶接でLV.99を健康的に目指すブログです。 春ですね!

10‐10 「脚長」、「のど厚」を正しく理解する

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脚長とは?

下の図は溶接個所の断面図です。色を塗った個所が鋼材を表し、白い三角形が溶接ビードとなります。

  脚長&のど厚

ビード断面を拡大すると下図のようになり、溶接ビードの縦と横の長さを脚長(きゃくちょう)と呼びます。

脚長&のど厚

脚長の長さは図面上で指示されますが、記述が無い場合は一般的に鋼材の厚さの70%程度となります。

〈例〉鋼材の厚さ6mmの場合は脚長は約4.2mm

斜めの長さと間違って覚えてしまいそう

 

脚長不足に注意

溶接脚長不足

横の脚長が確保できても縦の脚長が不足している場合は「脚長不足」となり溶接欠陥とみなされるので注意が必要です。 

 

のど厚(あつ)とは?

のど厚は理論のど厚実際のど厚があり図の示す長さの事を指します。

 

理論のど厚
実際のど厚
理論のど厚と実際のど厚

 

何故ティグ溶接ではのど厚不足になるのか? 

下図のようにティグ溶接ではのど厚が凹むのが特徴です。

脚長が8㎜を超える場合の一層盛りは、脚長はクリアできても、のど厚の凹みが顕著になるため、外観的に欠陥とみなされる経験がありました。
多層盛り等の対応が必要となります。

Tig溶接のど厚

 

ティグ溶接ではのど厚不足になる傾向に。 

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画像の板厚は6mmです。

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溶け込み不足があると理論のど厚が確保できないよねって話。

 

 

半自動溶接では電流設定が適正ならば、のど厚が凹むことはまずありません。

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